2006・第3回Mt.富士ヒルクライム
〜その2〜 |
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雨に打たれてシューズはびっしょり、ヘルメットからも水がしたたり落ちてくる。サイコンも見にくくなるので指で画面をはじきながら進んでいく。幸い登っているので寒さは感じないが、下りは大変そうだ。途中アンカーのジャージを着ている人が結構いいペースで登っていたので、3kmくらい付かせてもらう。後ろからそのうめ吉の後ろを付いてくる人もいたが、やがていつの間にかちぎれていった。ボトルのアミノバリューを飲んで足だけはつらないよう気をつけながら登っていく。コンパクトギヤはしっかりフロントインナー、リヤ25を使い切る。抜いていくカーボンホイールを見ながら、「クゥ〜、こんなのが付いていたらギヤ2〜3枚は違うだろうに・・・」と考える。
やがて前方にチェーンをチャラチャラ鳴らしながら走っている人が。どうやらギヤを軽くしたはいいが、チェーンがローに入らないらしいのだ。つまりはギヤのインデックス調整が出来ていなかったということだが、恐らくはスタート前に調整はしているだろう。しかしこの降りしきる雨でチェーンに塗ったオイルが落ち、滑らかさが失われた結果、微妙に調整していたインデックスが狂ってロー側に入らなくなってしまったのだろう。これはつらい。軽くしたいところで軽くならず、しかもチェーンがチャラチャラと不快な音を立てる。このまま走るのはかなりストレスだろう・・・。やはり本番では何が起こるか分からない。
各計測ポイントでは地元のボランティアの方たちが声をかけてくれる。「頑張れ〜! あと半分だぞ!」「あと10km、もう少しだ〜!」等々。この雨の中、本当にありがたいことだ。しかし、登っている身としてはこの声援が時にはつらいものに変わる。「まだ半分〜!?」「あと10kmもあるのかぁ・・・」。やがて用を足したくなってくる。いかんいかん、何とか5合目まで持たせよう。どうも足が重くなってきたのでウイダーインゼリーを飲む。今回はジャージのポケットにこれを2個しのばせてきた。効果はすぐに現れる。力強いペダリングが復活する。コース途中の太鼓の音に励まされ、もう一踏ん張り。だんだんと尿道が痛くなってくる。そういえばイベント前にサドル位置も再調整しようと思っていたが、それも出来ずじまい。何しろ今回は準備不足がたたった。ダンシングしてリフレッシュ。後半はダンシングが多くなった。
アクシデント発生
常にサイコンを見ながらペースを作っていたわけだが、いよいよここからだという時に、サイコンの数字が止まっていることに気付く。走っても走っても数字が動かない。電池切れかと思ったが、液晶画面がついているのでそれはない。どうやら雨水が接点部に入り込んだらしい。これは大ショックだった。目安がなくなった。精神的にもつらい。しかしここまで来たらもう何も考えず走るしかない。
ラストスパート!
いよいよ4合目の平坦箇所。ここで思いっきりペダルを回した。まだまだ余力は残っていた。30km/hオーバーで走り抜ける。どうやら1時間30分はぎりぎり切れそうもないなぁと思いつつ走っていく。ゴールゲート前最後の登り。ダンシングからシッティングに移行してゴール。時計を見ると1時間31分ちょっと・・・。ブロンズステッカーはあと少しで獲得できなかったようだ・・・。 |
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後日送られてきた記録証に載っていたうめ吉のゴールシーン。ORBEAの上下オレンジジャージもこの日がデビュー。OGKのヘルメットと相まってオレンジづくし。ゴールしてみるとまだまだ余力があるような気が・・・。でもそれは恐らく勘違いなのだろう・・・。 |
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ようやくたどり着いた5合目。すぐにトイレに駆け込む。ホッと一息して荷物を取りに行く。ドイターのバッグを探すが、似たようなザックがたくさんあり、探すのに手間取ってしまった。無事荷物を受け取り、ドリンクサービスがあったので飲み物をもらってレインウェアを着込み始める。ゴアテックスの上下レインウェア。周りを見ると雨具を用意していない人もちらほら。これからの雨中の下りを考えると、それはちょっときついだろう。 |
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後で聞いたところでは、この時の5合目の気温は0度。7合目から上は雪が降っていたという。寒いはずだ。時間を追うごとにどんどん寒くなってくる。当初はレストハウスにでも行って温かいコーヒーでも飲もうかと思っていたが、さっさと下って北麓公園でうどんを食べた方がいいと思い、すぐにMITISを引いて下りの準備にかかる。 |
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下りに向かう途中、富士山の山肌が見えた。これを見たら、「ああ、ここまで自分の足で登ってきたんだなぁ」とさすがに感激。富士山の頂上は高校時代に登ったことがあるが、その時よりも感動する。
見れば続々とゴールしてくる人たちが見える。この悪天候の中でもみな頑張って完走だ。素晴らしい・・・。 |
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