●東洋、ケルビムはやっぱりクロモリ礼賛!
あるショップの店長の「クロモリが衝撃吸収性に優れているのはうそだ」という衝撃的な発言をずっと引きずっていたが、昨日の帰りは早めに職場を出たせいもあり、鈴を付けずにじっくりと感触を確かめながらペダリングをした。その結果(分かっていたことだが)やはりクロモリはいいという結論に勝手に達した。特に未舗装路を走っている時の感触はもろに衝撃をフレーム全体で吸収している感じだ。店長の言うように、ロードバイクよりも長いホイールベースや700Cホイールの柔軟性の効果(もちろんそれもあるのだろうが)というよりは、やはりクロモリのフレームにこそその効果が絶大であるように思われた。全体でしなりながらブルブルッと未舗装路をカバーしていくクロモリのフレームは、やはり乗っていて体に優しいとつくづく感じるのだ。
そういった印象を確固たるものにしたちょうどその時、嫁さんがサイスポの最新号を買ってきてくれた。見ると東洋フレームのブランド、「テスタッチ」から話題のマグネシウムフレームのバイクが紹介されていた。東洋フレームは一貫してスチールにこだわってきた会社。噂ではアルミをいずれは廃して、スチールとマグネシウム路線で行こうと考えているらしい。テスタッチのシクロは最高らしい。アルミよりも軽くて剛性のあるクロモリフレームにカーボンフォークを付け、完成車でも結構廉価で売っている。かなり魅力的だ。下に紹介したホームページも面白い。フレームの製造過程などが紹介されていて興味深い。さすがは天才、トム・リッチーが世界最高と賞賛して止まない会社である。
うめ吉の住む青葉区の隣の町田市には、「ケルビム」というブランドで有名な今野製作所がある。フレームのHandmade showで毎年のように受賞しているビルダーだ。ここもこだわりはクロモリ。社主は「金属本来の弾力を生かせる唯一の素材はクロモリ」と言い切る。なんとここではアルミはもちろん、カーボンよりも軽い軽量スチールパイプで1.2kg前後というロードフレームを作っている。ものすごい技術力だ。しかもそれでいてフレーム価格10万円ちょっと。信頼性と疲れない適度な弾力性を持ったクロモリは、「最後まで残る素材」と胸をはる。東洋がアルミに見切りをつけるような噂とかぶるような発言である。
そもそもフレームは、現在では有名メーカーでもほとんどが台湾製だ。イタリア製のフレームは人気はあるが、気まぐれなイタリア職人が作るフレームは結構精度が甘い。そこへいくと東洋、今野製作所などは世界最高レベルの技術とフレーム精度を保っている。国産フレームビルダーの作るクロモリ製バイク、しかも自分の体にあった世界で一台の自転車を作ってくれる・・・。もちろんMTBのラインナップも豊富だ。かなり引きつけられるものがある。
東洋フレーム http://www.toyoframe.co.jp/
東京サン・エス http://www.tsss.co.jp/
今野製作所 http://www2u.biglobe.ne.jp/~cherubim/

