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2006年10月30日

●道にも郷愁を感じる・・・

 最近はどうも体感温度が分からなくて、半袖にアームウォーマーだったり、長袖だったり、ベストを着込んだりとどうも一定しない。もっともそういう季節なのだから別にこれでいいのだが、どうもスカッとしないのは事実である。で、今朝はノースリーブの速乾性シャツの上に長袖のレーサージャージという出で立ちにした。下はここのところずっと変わらず、ショートのレーパンにニーウォーマーである。そうそう、グローブはこのところずっとフルフィンガーのBGグローブ。これはもう替える必要がないだろう。

 走り始めは下りから。というわけでちょっと寒いのだが、その後ペダルをこぎ出すとじきに温かくなる。週明けなので無理せず心拍は120前後を維持して走る。恩田川から離れ、東名高速道路沿いの道を走ってしばらくすると、例のそば屋の耕作地の前にやってくる。ここにMTBをとめて一息ついているおじさんが1人。うめ吉の方を見ながらニコニコして軽く会釈をしてくる。そうなのだ、最近毎朝のように出くわすおじさんである。いつもはお互いに走っていてすれ違いざま会釈をするのだが、今日は休憩中だったというわけ。それにしてもMTB乗りに対するこの温かな目線は何だろう。共通の趣味を持つ者同士の連帯感なのか。でもおじさんの格好は白い「じじシャツ」だったりする。でもそれがいい味を醸し出しているのだが・・・。

 さて、今日は夕方から出張である。場所は東神奈川。職場からならいくらもかからないが、遅刻をしてはいけないので余裕を持って出かける。東神奈川・・・。そうである。2年前トランクルームを借りてせっせせっせと毎朝通った、あの東神奈川である。

 出張を終えていざ家に向かって帰途につく。そしてかつて毎日走った通勤ルートをたどっていく。懐かしい!

「おお、この店はまだ健在だったか」 「このパン屋さん、毎朝前を通る時腹が鳴ったなぁ・・・」 「この信号、前もよく引っかかったな」 「おっと、この豚骨スープの匂いはあの九州ラーメンの店が近付いてきたか」 「相変わらずこのバイクショップの前、走りにくいなぁ」

 何と言ったらいいのか、この感覚! 道へのノスタルジアというか、何というか・・・。車で走ってもこんな感傷的にはならない。これはまさに自転車だからこそ味わえる、一種のメランコリックな思いなのだ。う~ん、何だかとっても嬉しいぞ・・・。頭の中ではなぜかオードリー・ヘプバーン主演の『マイ・フェア・レディ』の中の挿入歌、「君住む街で」のメロディが流れ出す。いつも見慣れたこの道が、なぜか今日は違って見える・・・。ふと顔を上げれば、2年前にルポで走っていた自分の姿が前に見えるような気がした・・・。

 感傷にふけっていたら例によってムーンシャイン・コミュータのバッテリーが点滅し出す。一気に現実に引き戻された感じだ・・・。

今日の平均速度 22.7km/h MAX 39.5km/h

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