●張りつく人
今朝は初めて耳に冷たさを感じた。考えてみればもう今週末は12月だ。寒くなるはずである。もう少ししたらイヤーウォーマーも必要だ。しかしまだまだ寒さは本番ではない。昼には気温も17度くらいまで上がり、むしろポカポカ陽気で暖かかった。
帰る頃も何だか寒いのか暖かいのかよく分からなかった。少し走ったらすぐにネックウォーマーを付けた首周りが暑くなったので、それほど気温は低くなかったのだろう。ただ辺りが妙に暗かった。空が曇っているせいもあろう。川沿いの道もいつにも増して真っ暗。充電したてのライトが頼もしい。
川向橋を過ぎ、ふと前方を見ると、やたらと明るいイルミネーションが見える。ハッキリとではないが、かなり多くの電飾を使っているようだ。すぐに「ははぁ、あれはららぽーとの明かりだな・・・」と気付く。先日の広告に、クリスマスイルミネーションが始まるとのお知らせがあった。確か20万球位の電飾を使うとか。明るいはずである。しかし近付けば近付くほどららぽーとは死角に入って見えなくなる。今度デジカメを持って寄り道しよう。近いうちに、この日記でららぽーとのイルミネーションの様子を紹介しようと思う。ただし、カメラの腕は・・・?
ららぽーと付近の明るいネオンを見送ると、またまた真っ暗闇となる。恩田川沿いに入るとその暗さもひとしおだ。いったん川から離れ、お寺の石垣の下を通るような場所がある。ここであまりの光景に一瞬「ゾゾッ」としてしまった。真っ暗闇の中、ライトの光を頼りに進んでいくと、何やら真っ黒な人影を二つ発見。その内の一つが何とお寺の石垣に張りついているのだ。結構な高さで凹凸もなく、かなり危ない。そこを二人の内の一人が上っているのだ。そしてうめ吉に気付いたからか、じっとして動かない・・・。
思わず声を上げそうになるくらい驚いた。黒っぽい服を着て、頭には黒い毛糸の帽子。つまり全身が黒い。何のためにこの石垣を上ろうとしているのか・・・。泥棒!? しかしお寺の石垣を上ってどうする!? 限りなく不審な目を向けながらそこを通り過ぎる時、下にいたもう一つの影が張りついている人影に声をかける。「そこから右へ移動すれば足場がある。もっと右、右!」
「?」。つまりこの人達はクライミングの練習をしているのだろうかとその時思った。何ともその口調がやましいことをしているようには響いてこなかった。むしろ指導中の教官のような雰囲気。そこで勝手な想像だが、クライミングの練習をするのにこの石垣がまたとないくらい具合がいいのだろう。しかし人目の多い昼間にここに張りつくのは目立っていけない。そこで暗くなる夜にやってきて練習をするという寸法だ。しかしこれではかえってあやしい。しかも危険だ。あそこから落ちたら結構大変だと思いつつ、そこを後にした。はて、あれは本当に練習だったのだろうか・・・。
自宅近く、いつも冬になるとイルミネーションを始める家の周囲に、今年もまた綺麗な電飾がともった。いよいよだ。また通勤時の目を楽しませてくれる。季節の変化を全身に受け、そして目で感じる。腹を空かして家に帰ればご飯も美味しい。自転車通勤は五感を鍛えるのにも適している・・・。
今日の平均速度 22.9km/h MAX 40.0km/h

