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自転車自体に乗り始めたのは恐らく幼稚園頃だったのだろうが、補助輪無しで初めて乗ったのは小学校1年生の時だった。実は友達の中では最も遅いほうで、自分はそれを隠すためにいつも「乗れるモン!」と嘘をついていたように思う。しかし、そんな嘘が長く通用するはずもない。とうとうある日、みんなで自転車を持ち寄って近所の空き地で乗り回そうということになった。
で、補助輪を取って空き地まで自転車を引いていったのだった。空き地ではすでにみんなが楽しそうに自転車を乗り回していた(もちろん補助輪無しで)。「あれ、何で乗らないの?」と聞かれることしばしば。「後で乗るんだ」とかなんとか言い訳しながら、どんどん窮地に追い込まれていった・・・。
そしてとうとう、「早く一緒に乗ろうぜ!」という声に観念したうめ吉は、「ええい、、ままよ!」と思い切ってサドルの上に乗ると半分やけくそでペダルを踏み込んだ!
そして−。「あらら、乗れてる・・・!」
何ということだ。あっけなく乗れてしまった。今までの苦労はいったい何だったのだろう。ま、得てして物事そんなもんだ。
で、その後はまるで嘘のように空き地内を走り回り、有頂天になっていた。もちろん、友達はそんなうめ吉の心中を誰も察していない。とにかくうれしかった。この時のことは今でもはっきり覚えている。それほど衝撃的な事件だった。で、帰りは水たまりを避けようとして派手にこけた。自転車で膝をすりむいた初めての日でもあった。
そして今、今年小学生になる長男が自転車に乗れないでいる。う〜ん、血筋か・・・。でもきっとあのとき父親が感じた喜びを、きっと近いうちに感じてくれるのだろう。そうしたら、親子でツーリング(いやポタリング)だ!!
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