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| さて、適正トルクを知るためにはトルクレンチが必要だが、これが実に高い。とは言ってもピンキリで、ホームセンターにて2,000円台くらいから売っているのを見たことがある。しかしながらそれはほとんど車用で、自転車のような小さいトルクを計るレンチはなかなか無いのが実状だ。自転車工具メーカーにはもちろんラインナップされているが、とても高い・・・。まず、トルクレンチにはビーム式とプリセット式がある。 |
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これがビーム式。直読式ともいう。文字通り目で目盛りを読み取る方式で、いまどのくらいのトルクがかかっているか調べることが出来る。メンテナンスもほとんどいらない。ただし、絶えず目で見ていなければならないため、無理な体勢を強いられ、正確な読みとりも難しい。写真はパークツールのもので、左がTW-1、右がTW-2。TW-1は0-7Nmしかカバーしないため、全てのパーツに用いたいなら0-70NmをカバーするTW-2が必要。いずれにしてもプリセット式よりも安い。1本あれば重宝する。 |
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プリセット式。車のタイヤ取付でおなじみのトルクレンチだが、自転車用に使える小さいトルクのものがなかなかないのが難点。自転車工具メーカーのものは安くても3万円前後。これを通常2本揃えることになる。これは大変! しかし自転車用にこだわらなければよい。今どのくらいのトルクがかかっているかは分からず、定期点検が必要なのが欠点だが、作業のしやすさでやはりビーム式よりも重宝する。うめ吉はこのタイプを使っている。 |
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| ◇うめ吉使用のトルクレンチ◇ |
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で、うめ吉が使っているのはこれである。日本が誇る工具メーカー(自転車工具メーカーではない)、東日の MTQL40Nというトルクレンチだ(ソケットは別売)。前ページの表を見てわかるように、ホローテックUユーザーならば必要なトルクはせいぜい0.7Nm〜50Nm。このレンチのいいところはプリセットならば通常2本でカバーしなければならないトルク範囲を1本でカバーしてしまうことだ(5〜45Nm)。しかも高品質。ただし値段は実売1万5千円前後。これが高いと見るか安いと見るか・・・。 |
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左の差込部にソケットを挿入する。差込角度は一般的な3/8(9.53mm)。近所のホームセンターで1個500円くらいで手に入るだろう。右は5mmの六角ソケットを差し込んだ状態。自転車の場合ほとんどのパーツがこの5mmで済んでしまう。 |
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スプロケの取付にはご覧のような24mmのソケットを付ける。するとシマノのロックリング工具にフィットする。この他にもドライバーのソケットなどもあり、何かと重宝する。 |
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次にあらかじめ目盛りでトルク値をセットする。目盛りは5Nm刻みだが、ダイヤルをスライドして細かく合わせることが可能。目当てのトルクに合わせたらお尻に付いているチョウネジを締めて固定する。 |
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あらかじめセットした適正トルク値になると、「カチッ」と音がして止まる。それ以上無理矢理締めこむと適正トルクをオーバーするが、まずそんなことはない。その際は「カクン、カクン」と動くのですぐに分かる。これで締め付けるときの安心感は何ものにも替えがたい。 |
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| ◇最後に・・・◇ |
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プロのメカニックが書いた本でも「トルクレンチは使わない」というような記述がある。「とりあえず力一杯に締めればよい」などというのは論外だが、最近のパーツは軽量化が図られ、以前とは違ってだいぶデリケートなパーツも増えてきた。プロのメカニックがトルクレンチを使わないというのは、適正トルクを体にしっかりと覚え込ませ、それを応用できるからだ。またレース用自転車はすぐにオシャカになり交換される。トルクは力一杯ということらしい。だからレース中にあのような神業的な早さの作業が可能になる。
で、うめ吉のようなホビーメカニック(?)は、やはりまず最初にトルクレンチがあれば心強い。メーカーが「このトルクで」と言うのにはやはり理由があるはずだ。しかしながら適正トルクで締めたにも関わらず、壊れたというような話も聞く。あと適正では十分でなく、結局は長年の経験と勘が物を言うということもあるそうだ。ネジの精度とも関係があり、トルクレンチを絶対的に過信しすぎるのも良くないらしい。で、知っておかなくてはならないことをうめ吉流にまとめてみた。 |
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