自転車通学の日々
中学・高校と田舎だったため自転車通学。暑い夏も寒い冬も毎日ヒルクライム&ダウンヒル。
































 とにかく田舎だった(というより山。神奈川県なんだけど)。で、中学校入学前に、新しい自転車を買ってもらった。当時はブリジストンのロードマンとか、ミヤタの(名前は忘れたけど)ライトがパカッと上がるタイプの自転車が人気でした(←これは明らかにスーパーカーブームに便乗した製品だろう)。何しろ今のようにMTBなど無いし、ましてやクロスバイクなんていうものはない。で、結局予算の関係でブリジストンのロードマンじゃないロードタイプにしたような気がする。当時はみんなドロップハンドルだった。通学の出で立ちは学ランに白いヘルメット。行きはひたすら登り。朝起き抜けの登りは本当にしんどかった。

 通学用ヘルメットはみんなしていたから特に抵抗は無かった。それどころか、ヘルメットをしていたおかげで助けられたことがある。

 朝、いつものように激坂を登り終え、緩やかな下りを猛スピードで走っていた時のことだ。同じ学校の生徒が自転車二台で併走していた脇を通り抜けるまさにその時、突然こちらにさっと近寄ってきたのだった。「あっ」と思ったのもつかの間、次の瞬間には体は宙に跳ね上がり、自転車のスピードそのままにイヤと言うほど数メートル先の路面に頭からたたきつけられた。

 で、どうなったかというと、まさにヘルメットのおかげで頭は無傷。首に少し痛みが残ったものの、数日で消える程度の状態で済んだのだった。この時ばかりはヘルメットのありがたさを痛感した。正直、ヘルメット無しであの衝撃だったら・・・。今こうして生きていられるのもまさにあの白い通学用ヘルメットのおかげだった。

 さて、高校に入学する前、またもや新しい自転車を買うことに。その当時は自転車にこだわりは無かったので、父親の会社で安く斡旋できるということで、、日米富士自転車のロードタイプにした。新しい自転車は気持ちがいいもの。到着した日に早速近所を乗り回そうとまたがって、ペダルに力を入れようとした瞬間・・・。
「!?」
なんとハンドルがスポッと抜けてしまったのだ。今思えばヘッドをしっかり締め付ければOKだと分かるのだが、当時はそんなこと知る由もない。「ハンドルが抜ける」という事実がものすごいことに思え、あわててメーカーに出して直してもらった。

 さて、高校への道のりは行きは10分という激坂下り(車より速かった)。その代わり帰りは30分近くかかった(部活帰りで疲れていつも引いて坂を登っていた)。いいトレーニングになった。でも冬場はやたら寒く、軍手の上からスキー用のグローブを付けていても手は冷たかった。加えて雪でも降ろうもんなら1週間はとけずに残っている。零下の日の朝などよくアイスバーンの上でこけたものだ。

 こうして、6年間の自転車通学には数限りない想い出が残ったのだった・・・。
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