上野原・和見林道
〜その1〜
2007年12月5(水) 山梨県上野原市和見
和見鶴川〜和見分校〜芦垣
 スタジャンがすっかり通勤仕様になってしまい、本来のトレイル走行を長いことさせていなかった。そこで落ち葉の快適な季節に、ぜひともスタジャンにブロックタイヤを履かせてトレイルに行きたいと思っていた。うまいこと平日に休みが取れたため、車にスタジャンを積んで上野原に向かった。かねてから行きたいと思っていた和見林道を走ってみようと思い立ったのである。
和見地図 今回は自走ではなく、MTBでトレイル走行が目的なので車で出かけていくことにした。ステーションワゴンの荷台にスタジャンを積み込むと、もう心はウキウキ。昨夜もあまり眠れなかった。遠足の前日のような気分。ロードで出かける前夜でも、これほどまでには興奮しない。やはり根っからのトレイル好きらしい・・・。

 上野原の奥地には今まで行ったことがなかったが、地図で見ても奥まった里山であることが容易に想像できる。期待はいやが上にも高まってくる。

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久しぶりのブロックタイヤ 鶴川沿いにある運動広場の駐車場に車をデポし、早速スタジャンを組み立てる。やはりブロックタイヤが頼もしい。余計な小物も一切取り外し、本来のトレイル仕様に戻ったわけだ。変速の具合を確かめ、ブレーキの具合を点検。タイヤはヒルクライム用に買っておいたKENDAのKLIMAX LITE。軽さは魅力的だが、本格的なトレイルでは限りなく不安。パンクに備えて替えチューブだけでなく、工具もひと揃い持参した。
GPS準備OK! 前夜のうちにカシミールでルートを作成し、GPSに送っておいた。目的地を矢印で示すだけの簡易ナビだが、これだけでも結構使えるし安心感がある。もっとも山の中を走るので、時折衛星を捕捉できなくなるわけだが、その誤差を自宅に帰ってから修正する作業がまた楽しいのだ。

 衛星もバッチリ捕捉した。いよいよ走り始める。
和見への道のり 和見分校までは車道を進んでいく。初めのうちはバスも通る広い道だが、和見への分岐を過ぎて右折すると、道は途端に細くなり、ご覧のような風景に変わる。天気もよく、気持ちがいい。しかしそのうち右の写真のような急登となり、結構きつい。車も通らず、はぁはぁという自分の息づかい以外の音は何も聞こえなくなる。
紅葉真っ盛り 時折立ち止まっては写真を撮る。折しも紅葉の季節。今年は紅葉が遅かったので、ご覧のような具合で美しい山並みを見ることが出来た。これからあの山の方まで登っていくのだなぁと思いをはせる。

 タイヤは快適だ。舗装路なので当たり前。抵抗もほとんど無く、通勤で使っているシュワルベ・マラソンプラスよりも走りやすい。しかしこの軽さでトレイルに入ったらと思うとやはり不安になる。

 それにしても気持ちがよい。そのうち道路工事をしている箇所にさしかかり、砂利道の登りとなった。ここは結構きつかった。厚い砂利に覆われた激坂・・・。勘弁して欲しい・・・。
登ってきた道 周囲の山々を見て、どんどん高度を上げていることに分かる。いつの間にやら周りの山々と肩を並べている感じだ。そのうち道は車が一台ようやく通れるくらいの幅となり、一歩間違えれば崖下へ転落といったようなあんばいとなる。そこでふと登ってきた道を眺めてみる。短い間に結構高度を稼いでいる。

 下の写真は和見の里の取っ付きといった感じの場所。ここまで人家はあまり見かけなかったが、これだけ登ってからポツポツと家々が見え始めた。その昔、いったいどういった経緯でこの地にやってきたのだろう・・・。

 そのうち火の見櫓が見えてきて、和見分校への看板も見えてきた。しかしいったいどこからトレイルに入るのかが分からなくて、もっと先へ進んで行くことにした。
和見の風景 すると目の前にはご覧のような由緒正しき日本の田園風景が。とにかくしばらく見ていても全く飽きない里山の美しい景色だった。青い空と澄んだ空気。そしてその中にくっきりと現れた桑畑。しばし自転車を止めて恍惚となる。

 走り出すがどうもトレイルへの入口がよく分からない。そこでちょうど歩いてきた畑仕事中のおばあさんに道を聞くことにする。
火の見櫓と和見分校 おばあさんは丁寧にいろいろと教えてくれた。
 「そういえばこの前の日曜日も自転車に乗った人たちが10人くらいやってきてね。競輪の人みたいだったよ。」
 「?」
 競輪の人ということはあるまい。恐らくはジャージを着てヘルメットをかぶっていれば、みな競輪選手のように見えるらしい。
 「そうえいえばあんたみたいな格好してたよ。」
 そうだろう、そうだろう。いずれにしても詳しく教えてくれたおばあさんに感謝。和見分校の案内板まで戻る。目を前方にやると先ほど通ってきた火の見櫓が。
 
和見の神社 和見分校の手前に古い社を発見。山の神だろう。これからその山の中を走らせてもらうのだから、感謝の意味を込めてお参りをしなければなるまい。賽銭を入れて鈴を鳴らし、トレイル走行での無事と家族の健康を祈る。快く送り出してくれた家内にも感謝だ。

 手を合わせていたら心が洗われた。何となく気分もスッキリして、これからのトレイル走行がますます楽しみになってくる。
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