〜第21回ツール・ド・八ヶ岳・その2〜
豚汁サービス 無事豚汁にありつけた。この温かさが身に沁みる。思わずお代わりしたくなるが、とりあえず自販機のホットコーヒーを飲んで我慢した。周りを見るとカレーライスなどを食べている人が大勢いて、ここで昼食を取ればよかったかなとちょっと後悔。
 しばらく外を眺めて休憩。何やら外が騒がしい。閉会式の時間のようだ。
市川雅敏さん 閉会式が始まった。競技委員長の市川雅敏さんの挨拶が始まった。相変わらずの口調で歯切れのよい挨拶。黒いマフラーが決まっている。「欧州のどんなステージレースにも負けない素晴らしいコース。にせものじゃねえぞって感じかな」。この言葉に乗せられて出場を決意したうめ吉であった。
 隣にいるのはパナソニック自転車でハリヤという電動アシスト自転車を開発した斧隆夫さん。かつては市川さんを始動した鬼コーチだったとか。その頃の暴露話に花が咲く。
日本代表、三浦監督 日本ナショナルチーム監督の三浦恭資さん(中央)。類いまれな闘争心と精神力で数々の名シーンを生んできた、まさに「炎の男」という言葉がピッタリの三浦氏。直前にナショナルチームの強化合宿を行ってきたということだ。
 それにしてもこの大会、メディアでの地味なPRとは裏腹に、市川競技委員長を始め、三浦監督の参加、その他にも竹谷選手、筧選手、村山選手、中込選手、矢沢選手等、渋くも豪華な顔ぶれが揃う。まさに玄人好みのレースといえそうだ。
なるしま会長 71歳で完走どころかうめ吉よりも早いタイムでゴールした、ご存じなるしま会長。「毎日乗っていれば、これくらいの坂だったら息も切れないよ」というその頑強ぶりにただもう頭が下がる。先のパナソニックの斧さんの肩を叩き、「お前も偉くなったなぁ!」と言っていたのは微笑ましかった。いろいろなつながりがあるものだ。何となるしま会長は参加者全員に防災頭巾をポケットマネーでプレゼント。ありがとうございます。
 ちなみに参加者最高齢は新潟から参加の76歳のお医者さんでした。見習わなくては。
表彰式 チャンピオンクラス1位はオープン参加の竹谷賢二選手(左)。AVG23.48km/hで1時間3分51秒。オープンとはいえ、筧・村山のヒルクラトップ選手達を抑えての1位はさすが。竹谷選手を除き、1位は筧選手、2位は村山選手、3位は畑中選手(右上)。女子MTB1位は途中うめ吉をぶっちぎっていった矢沢みつみ選手。テレビにも登場したので歓声もひとしお。
 表彰式後行われた抽選では醤油と味噌をゲット。家内に喜ばれた。
市川さんと2ショット  閉会式が終わり、タイミングを見て市川さんに声をかけ、一緒に写真を撮って欲しいとお願いをした。忙しそうにしていたのでどうしようかと思ったが、思い切って声をかけてみた。すると「もちろんいいですよ、ここでは人が多いからもっと広いところへ行きましょう!」と言ってくれて、二人で談笑しながらロッジを出た。「どうでしたか、レースは?」から始まり、ヨーロッパのステージレースの醍醐味、レースの辛口実況などに話が及び、至福の時間を過ごした。スキー場の看板の前で市川さんが誰かを呼びつけ、シャッターを押すように指示。恐縮してデジカメを渡す。で、撮ったのがこの写真。うめ吉の職場の机の上に飾ってあります。
 とにかくテレビの辛口解説のイメージとはまるで違い、実に気さくでフレンドリーな感じの方であった。個人的に歯に衣着せぬ、ズバッと本音を語る人が大好きなので、以前から好んで解説を聞いていたが、人柄も実に魅力的。ますますファンになった。もっとも市川さんの辛口コメントは、彼のヨーロッパでの実績がバックボーンにあるわけで、ロードレース界のご意見番としてぜひぜひ三浦監督共々頑張って欲しいものである。
鯉のぼり 数々の想い出に浸りながら車を運転して帰途につく途中、道の駅に寄る。折しも大きな鯉のぼりが舞っていて、風にたなびいている。なかなか壮大な景色だ。
 ここで家内と子供達へのおみやげを買う。貴重な休日にもかかわらず、快く送り出してくれた家族にも感謝だ。帰りの中央高速もさほど混まず、快適だった。途中バックミラーに八ヶ岳が映った。「また来年」とつぶやきながら、アクセルを踏み続けた。
 雪の壁に挟まれたメルヘン街道。標高2,127mの麦草峠は遠かった。しかし美しい白樺林を抜け、残雪を踏みしめながら登るこのレースの魅力は格別であろう。全般にレースのレベルは高いが、それでも制限時間(スキー場まで2時間以内)は緩やかといえるだろう。ぜひ来年は参加してみたらいかがであろう。

 ちなみにうめ吉の成績であるが、男子Eクラス参加143人中83位(1時間42分21秒、AVG14.65km/h)であった。もっと追い込めたが、無理せず終始マイペースを心がけた。
◇関連情報◇   BICYCLE21 ツール・ド・八ヶ岳公式ページ
            八千穂高原公式サイト
            Bike Shop Vitesse-Ichikawa
            市川雅敏(Wikipedia)
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